FXの自動売買で利益が狙えるFXブロードネットのトラッキングトレード。
そのサービスを利用して、4人のトレーダーが収益率を競うガチンコバトルいうコンテンツがあります。
4人のトレーダーはどれくらい収益を出しているのか、これまでの実績をまとめました。
また、ガチンコバトルのトレーダーの設定を真似てトレードする利用者の声も集めました。
果たしてガチンコバトルの真似トレードでも利益が出せるのか見ていきます。
目次
トラッキングトレード ガチンコバトルトレーダーの実績
トラッキングトレードのガチンコバトルに参加しているトレーダーは「チャーティスト先生」「トラトレめがね」「ファンダメンタリスト」「怠け者の楽々投資」の4人です。
彼らは2021年6月までにガチンコバトルを全15回行っています。
運用資金300万円で開始した第11回~第15回(2020年3月~2021年6月)の総合成績は以下のようになっています。
見てみると4人の実績にはだいぶ開きがあることが分かります。
その中で実績がダントツで抜けているのはチャーティスト先生。
収益率は100%以上、資産を倍にしています。
運用資金30万円で始まった、第1回~第10回(2017年4月~2020年2月)の総合成績は以下の通り。
※トラトレめがねは第1回、第2回は不参加
こちらの期間でも、チャーティスト先生はトップの実績をたたき出しており、ほかのトレーダーと差をつけています。
同じトラッキングトレードを利用しているのになぜこんなに実績に差が開いてしまうのか。
それは各トレーダーの運用設定が大きく関係しています。
高い成績を出すトレーダー、マイナス実績を出すトレーダーはどんな設定をしているのか、次はそれぞれの運用設定を細かく見ていきます。
トラッキングトレード ガチンコバトルトレーダーの運用設定
トラッキングトレードの運用設定では、通貨ペア、ポジション方向(買い・売りどちらのポジションをもつか)、想定変動幅(どれくらいの価格幅で取引するか)、対象資産(投資資金)を設定できます。
特に通貨ペアと想定変動幅が実績に大きくかかわってきます。
ガチンコバトルに参加しているトレーダーの設定もそれぞれ異なります。
2021年8月時点行われている第16回の各トレーダーの運用設定を見ていきます。
※対象資産は全員300万円で固定。
チャーティスト先生
4人の中で1番利益を出しているチャーティスト先生はユーロ/円を買いと売りの両建てで運用しています。
- 通貨ペア:ユーロ/円
- ポジション方向:買い売り両建て
- 想定変動幅:買い500pips(ポジション間隔13.1pips)、売り600pips(ポジション間隔17.1pips)
ガチンコバトル期間内(7月1日~9月30日)はトレンドが横ばい、レンジ相場になると予想し、買い売り両方で利益をとれる設定にしているようです。
その判断は功を奏し、高い実績につながっています。
トラトレめがね
トラトレめがねは、前回の第15回ガチンコバトルでトップだったチャーティスト先生の設定をそのまま真似して運用しています。
- 通貨ペア:ユーロ/円
- ポジション方向:買い、売り両建て
- 想定変動幅:買い500pips(ポジション間隔13.1pips)、売り600pips(ポジション間隔17.1pips)
トラトレめがねの判断が入ることなく、チャーティスト先生が運用を停止すれば自分も停止するといった運用方針です。
ファンダメンタリスト
価格を動かす材料に注目しているファンダメンタリスト。
国の経済状況を鑑みてこれからドルが上昇していくと予想し、米ドル/円で買いを選んでいます。
- 通貨ペア:米ドル/円
- ポジション方向:買い
- 想定変動幅:450pips(ポジション間隔10.2pips)
上昇トレンドに加えて、運用期間中の高値と押し目を値幅が4.5円になることから、変動幅を450pipsで設定しています。
怠け者の楽々投資
運用開始してから、基本ほったらかしで運用している怠け者の楽々投資。
値動きが激しくなく、レンジ相場を形成しやすい通貨ペアを意図して選んでいます。
- 通貨ペア:豪ドル/円
- ポジション方向:買い
- 想定変動幅:600pips(ポジション間隔13.0pips)
3か月以上の長期運用をイメージしていることから、ポジション保有によるスワップポイントも狙っています。
トラッキングトレードの評判
運用設定が分かったところで気になるのがガチンコバトルのトレーダーと同じように運用して利益が見込めるのか、ということ。
トレーダーの一人、トラトレめがねは真似トレードで利益を出していましたが、本当に再現性はあるのでしょうか。
実際に設定を真似して運用した利用者によれば、利益は出せているようです。
調べると、この方は第七回ガチンコバトルの怠け者の楽々投資の運用設定を真似してトレードしています。
運用停止のタイミングがずれたことで利益に差が出ていますが、結果的にプラス収支になっています。
ただ、中には真似トレードで損失を出している利用者も見られました。
引用元:まさら お金のなる木を育てよう
真似トレードで短期利益を狙ったようですが、うまくはいかなかったとのこと。
タイミングによって相場の変動が起こると、損失を被る可能性があるようです。
ガチンコバトルのトレーダーも時期によっては、マイナス実績となる場合があります。
トレーダーの設定を真似したからといって、必ず利益につながるわけではないです。
そのほか実際のトレードには手数料がかかるため、ガチンコバトルの実績とは異なるという意見もあります。
引用元:カネクレ 東大卒フリーター
ガチンコバトルのトレードは全員デモトレード口座で行われています。
取引ごとの手数料やスプレッドといった費用については考慮されていません。
反面、実際の取引には当然手数料が発生するため、まったく同じ実績にはならないといいます。
ガチンコバトルの設定を真似することは可能ですが、現実のトレードでは手数料がかかる点には留意しておきましょう。
トラッキングトレードのメリット
ここからはトラッキングトレードを利用するうえでのメリットを紹介していきます。
トラッキングトレードには以下のメリットがあります。
順に解説していきます。
売買設定が簡単にできる
トラッキングトレードの売買設定は、通貨ペア、ポジション方向、想定変動幅、対象資産の4つから構成されます。
これらを設定するだけで簡単に自動売買を始められます。
ワンタッチ設定という機能を使えば、紹介したガチンコバトルのトレーダーと同じ運用設定にすることもできます。
トレーダーの運用状況は随時Twitterの公式アカウントにて公開されているため、同じ運用をして利益を狙うことも可能です。
難しい設定をすることなく始められる点は、トラッキングトレードの魅力といえます。
スプレッド幅が業界最狭水準
トラッキングトレードのスプレッドは、業界でもトップクラスの狭さとなっています。
米ドル/円で他社の自動売買サービスのスプレッドと比較してみても、以下の通り割安です。
利益を増やすには、かかる費用を少なくすることも重要。
スプレッドが狭いほど費用が抑えられるため、より利益につなげられるといえます。
自動追尾機能がある
トラッキングトレードには、トレンドの変化に合わせて取引してくれる自動追尾機能があります。
従来のリピート型自動売買注文では、狙った相場の価格帯から価格が動くと注文が入らないということが往々にして起こります。
しかしトラッキングトレードなら、たとえレンジ相場から上昇が起こったとしても想定変動幅の間では、そのまま注文を続けてくれます。
利益を得られるチャンスを逃さないためのトラッキングトレード独自の機能です。
トラッキングトレードのデメリット
トラッキングトレードのデメリットは以下の通り。
順に見ていきます。
取引手数料が発生する
トラッキングトレードでは、1,000通貨ごとの新規注文・決済注文でそれぞれ20円ずつの取引手数料が発生します。
取引数が増えてしまうとそれだけ多くの費用がかかってしまいます。
合わせてスプレッドもあるため、利用者の負担は大きくなります。
コスト面で検討する際は、取引手数料とスプレッド両方を加味した費用で考えるようにしましょう。
細かい設定ができない
設定が簡単にできる点がトラッキングトレードの魅力ですが、逆に言えば複雑な設定はできません。
利用者が自由に選べるのは通貨ペアや想定変動幅などに限られます。
運用設定に自由度がないため、自分の理想の設定を求める上級者には物足りなく感じるかもしれません。
自動で損切りされる
トラッキングトレードでは最初に設定した想定変動幅を超えると自動的に損切りされる仕組みになっています。
例えば買いポジションを保有したまま、上昇せず想定変動幅以下にまで下落すると損切りされます。
利益獲得のためのポジションを泣く泣く捨ててしまうことにもなりかねません。
自動損切りを避けるためにも想定変動幅を広く設定するか、想定変動幅を下回りそうな段階で一度運用を停止するようにしましょう。
トラッキングトレードのまとめ
トラッキングトレードで実施されているガチンコバトルでは、トレーダーごとに実績に差が見られました。
過去15回を総合した結果では、チャーティスト先生が最も高い実績を出しています。
その設定を真似しているトラトレめがねも準ずる実績を出していることから、再現性のある設定といえるのかもしれません。
実際のトレードでも同様の設定での運用は可能ですが、必ずしも同じ実績になるとは限らない点、取引には手数料が発生する点には考慮しておきましょう。
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基本情報
名称 | トラッキングトレード |
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運営会社 | FXブロードネット |
公式サイト | https://www.fxbroadnet.com/automatic_trade/ |