FXの自動売買EAをランクづけしている検証サイトで1位を獲得しているアンビションシステム。
1位になるほどのEAは一体どれくらい稼ぐことができるのか、検証しました。
利用者の評判・口コミを交えて、アンビションシステムを利用したときの実際の月利を公開しています。
加えて、アンビションシステムを利用する際の注意点や損失を被らないための運用方法にも触れています。
目次
アンビションシステムの概要
アンビションシステムの簡単な概要はこちら。
アンビションシステムにはいくつかの種類があり、2021年11月時点では1、α、2、4、5の5種類が確認されています。
アンビションシステムの売買ロジックは逆張りでのナンピンマーチン型。
買い注文の場合、価格が下がっているときにポジションを保有し、相場が転換したら決済して利益を獲得します。
ナンピンマーチンとは
ナンピン(難平)
買いのポジションをとった後に価格が下落した際、さらに買いポジションをとることで平均取得価格を下げます。取得金額が下がることで最初に買ったポジションまで上がらなくても利益が得られるようになります。
例えば、米ドル/円で100円の時に買った後90円まで下落した場合、さらに購入することで(100円+90円)÷2ポジションで1ポジション当たりの取得価格が95円になります。
90円から95円まで上昇することで損益は0に、95円以上上がれば利益が出るようになります。
マーチン(マーチンゲール)
ギャンブル手法の1つで勝負に負けたとき、次にその負け分の倍の金額をかけていきます。負ける度に金額は倍になっていきますが、1回の勝利でそれまでの負け分をすべて取り返すことができます。
価格の下落が続けばその分大きな含み損になりますが、相場が転換すれば含み損の分だけ大きな利益が狙えます。
実際のポジションのとり方
アンビションシステムはナンピンマーチンゆえにポジションをとるごとに少しずつロット数を大きくしていきます。
最小で0.01ロットから始まり、0.02→0.04→0.08ロットと倍になっていきます。
ナンピンマーチンは証拠金がある限り続くため、0.01ロットスタートでも10回のナンピンで10ロット以上にまで上がることも。
その後、相場が転換すれば全てのポジションを決済します。
最後にとった一番ロット数の大きいポジションだけで、保有しているポジションの含み損以上の利益が得られます。
以上のような動きを繰り返してアンビションシステムでは利益を狙います。
では、利用すればどれだけ稼げるのか、次章から検証します。
アンビションシステムの月利を検証
アンビションシステムでは月利20%が狙えると公式サイトで述べられています。
引用元:Anello
ただ、公式サイトにはバックテストやフォワードテストといった実績は公開されていません。
そこで実際に利用する人の実績に注目しました。
引用元:MALIBU
20%に近い月利は出すことは可能なようです。
また、利用者によっては1日で1万円以上稼いだという人も確認できました。
引用元:しょ~じ
正確な月利は定かではないものの、アンビションシステム利用者は利益を得ているようです。
しかしながら、利用者全員がアンビションシステムを満足に利用しているわけではありません。
アンビションシステムの注意点
アンビションシステム利用者の中にはロスカットしてしまったという人も。
引用元:thaimai
アンビションシステムはナンピンマーチンを採用しているだけに、含み損を多く抱えるリスクがあります。
最悪の場合、証拠金不足になり強制ロスカットとなってしまうでしょう。
ロスカットを避けるためには、利用者自身で損切りするといった判断が必要になる場合があります。
自動売買EAとはいえ、多少の裁量要素も必要であることは留意しておきましょう。
こうした判断が難しいという方にはEAとトレーダーがあなたに代わって運用してくれるMAM(Multi Account Manager)があります。
当サイトではMAMについても検証を行っていますので、こちらも合わせてご参照ください。
▽MAMについてはこちら▽
【ZOOシステム】の詳細
【ギアシステム】の詳細
アンビションシステムの上手な運用
アンビションシステムでロスカットさせずに運用するには以下の点を守るようにしましょう。
- 指標発表時には稼働をとめておく
- 推奨設定を守る
- 利益分はこまめに別の口座に移す
アンビションシステムの公式が推奨しているルールもあります。
リスクを抑えて運用していくために確認しておきましょう。
指標発表時には稼働を止めておく
経済指標の発表があると一時的に価格が上昇したり、下降したりと相場が荒れる傾向にあります。
荒れた相場でアンビションシステムを稼働させると、予期せぬポジション保有で損失を出す可能性があります。
動きが予想できないため、発表時には稼働を停止しておいた方が賢明です。
いつ停止するかについては、アンビションシステムの公式サポートLINEから通知されるため、それに従いましょう。
推奨設定を守る
アンビションシステムでは運用するにあたっての推奨設定があります。
例えば証拠金20万円の場合、最小ロットは0.01ロットでの運用を推奨しています。
20万円以下でもアンビションシステムを稼働させることは可能ですが、証拠金不足になる可能性が高くなります。
また、ロット数は利用者自身で調整できますが、証拠金に見合わないロット数で運用しても証拠金不足になる確率は上がります。
利益を出すためにハイリスク設定で運用すれば簡単にロスカットとなりえるため、公式が推奨している設定は守るようにしましょう。
利益分はこまめに別の口座に移す
アンビションシステムでは、運用して得た利益は別口座に移動させておくことを推奨しています。
万が一のロスカットに備えて、利益分は最低限確保しておくためです。
複利効果で利益分も含めて運用すればより利益が見込めますが、ロスカットされた際には証拠金と一緒に消えてしまう恐れがあります。
被害をできるだけ抑えるために、アンビションシステムでは証拠金のみの単利運用が勧められています。
アンビションシステムの特商法
アンビションシステムの特商法はこちら。
引用元:アンビションシステム
所在地から問い合わせ連絡先、注意書きまできちんと明記されています。
ネット上で商品やサービスを購入する際には、この特商法の有無が重要です。
アンビションシステムを購入する際には必ず確認しておきましょう。
アンビションシステムの申し込み方法
アンビションシステムを利用するにはまず、公式サイトからLINEに登録する必要があります。
引用元:アンビションシステム
ともだち登録が完了すると、以下のような流れでアンビションシステムを導入します。
引用元:アンビションシステム
購入案内から口座開設などの必要情報の登録後、アンビションシステムを導入します。
最後にEA停止のお知らせなどを受け取るサポートLINEに登録して完了です。
なお、アンビションシステムの販売価格は107,800円(税込)となります。
最低証拠金20万円と合わせると30万円以上の初期費用が必要となる点は把握しておきましょう。
アンビションシステムのまとめ
アンビションシステムは月利20%が狙える自動売買EAです。
実際の利用者の口コミでは証拠金20万円で月利15%を出している人や日利で1万円以上稼ぐ人が見られました。
ただ、ナンピンマーチン型の売買ロジックから含み損を多く抱え、ロスカットされてしまうケースもあります。
自動売買とはいえ、利用者自身での資金管理やリスク管理は必要であるといえます。