高い月利が期待できると評判のウルフシステム。
ネット上では「月利100%以上出せた」という声も見られました。
一方でウルフシステムには「詐欺」という評判があることも確認されます。
公開されている実績に恥じぬEAなのか確かめるべく、ウルフシステムの特徴や利用者の運用結果を検証しました。
ウルフシステムがあなたにとって利用する価値があるEAなのか深く掘り下げていきます。
目次
月利100%越えのウルフシステム
ウルフシステムの特徴は何といっても月利の高さにあります。
ウルフシステムを推奨しているサイトによれば、確認できる最大月利は100%以上。
世に出回っているEAの中でも最高水準の月利といえるでしょう。
どうしてウルフシステムはこれほどまでに高い月利が出せるのか。
秘密は売買ロジックにあるようです。
ウルフシステムでは適応的戦略型ナンピンという売買ロジックを採用しています。
ナンピンとは、エントリーしたポジションと逆の値動きが見られたとき、同じポジションを追加していく投資手法です。
引用元:OANDA Japan
例えば、最初105円で買いエントリー、その後価格が下がり95円になったときにも再度ポジションを保有したとしましょう。
2つのポジションにかかった金額を合計すると200円、つまり1ポジション100円で取得したことになります。
その後価格が反発して100円まで戻ったときに決済すれば損益は0に、100円以上になれば利益になります。
最初にエントリーした105円まで戻らなくても利益になるというわけです。
ナンピンは本来上級者向けの投資手法であり、素人が手を出すのはリスクが高いとされています。
価格が逆行していくのに耐え切れず、あえなく損切りしてしまうとせっかくの利確のチャンスを無駄にしてしまうからです。
初心者が使うと利益どころか損失を出してしまう可能性の高い手法といえます。
しかしながら、ウルフシステムのような機械的にナンピンを行うEAでは別。
トレーダーの意思が入らず淡々と取引することから、ナンピンを効果的に使うことができます。
つまり、ウルフシステムは上級者向けの手法を万人にも使えるようにしたEAだといえます。
加えて、ウルフシステムの場合は適応的戦略型であるため、エントリーポイントを見定めつつ、相場に合わせて的確にナンピンしていきます。
この売買ロジックによってウルフシステムは利益を狙います。
エントリーポイントの狙い方や相場の適応方法など、ロジックの根幹にあたる具体的な部分は明かされていません。
企業秘密となるほど、高度で緻密な仕組みで動いているのかもしれませんね。
そんなウルフシステムでは、利用者とみられる方々からの実績報告が見られます。
しかしウルフシステムで出せる月利は利用する期間によって異なるようです。
ウルフシステム 利用者のリアルな実績
ウルフシステム推奨サイトの多くでは、取引履歴画面とともに実績を掲載しています。
月利100%越えの評判は伊達ではなく、どのサイトでも高い実績が確認することができます。
ただ、実績を見た時に気になったのが、公開されている月利の変動幅の大きさ。
以下は推奨サイトの一つから確認できたウルフシステムの実績です。
引用元:副業で楽しく稼ぐブログ
どちらも同じ証拠金100万円(1万ドル)での運用ながら、利益の差がかなり開いています。
とはいえ相場は常に変化するもの、毎月決まった月利を出すのはプロトレーダーでも難しいといえます。
相場に適応する売買ロジックならば、これくらいの差が開いている方がある意味自然なのかもしれません。
実績に注目が行きがちなウルフシステムですが、それ以外にも魅力は存在します。
次章ではそんなウルフシステムを利用することで得られるメリットを見ていきます。
ウルフシステムのメリット
ウルフシステムを利用するうえでメリットとなるのはこちら。
- 専用のコミュニティがある
- 完全無料で利用できる
ウルフシステムは「導入してはい終わり」といった不親切なEAとは違うようです。
利益が狙えるだけではないウルフシステムの魅力に迫ります。
専用のコミュニティがある
ウルフシステムでは、利用者限定で参加できるコミュニティが用意されています。
コミュニティ参加者はFX初心者から上級者まで様々、EAの開発者も参加しているようです。
コミュニティがある強みは利用者同士で情報共有がされること。
「相場が荒れるかもしれない」「EAを停止させた方が良いかも」など、自分では判断が難しい場面でもコミュニティの意見を参考にすることができます。
また、運用中に分からないことがあれば直接質問することも可能です。
中にはロングとショート、どちらが買い・売りかといった初歩的な質問にも真摯に答えてくれる一幕も見られました。
利用者がお互いにサポートし合う環境がウルフシステムには整っているようですね。
完全無料で利用できる
大きな利益が狙え、サポート体制も用意されているウルフシステム。
気になる利用料金ですが、意外なことに無料で提供されています。
導入費用がかからないだけでなく、運用中のランニングコストも無料となっています。
ウルフシステムが無料で提供されている背景には、アフィリエイト報酬という合法的な仕組みがあります。
ウルフシステムを使って取引をすると提供者に報酬が発生します。
つまり、ウルフシステムの利用料金を取らなくても利益を出すことができるようになっています。
提供者は多くの人にウルフシステムを利用してもらうだけで稼ぐことができるため、わざわざ利用料金を取らずに提供可能です。
ウルフシステム利用者はEAで稼ぎ、提供者はアフィリエイト報酬で稼ぐ。
そうしたwin-winの関係が成り立っているからこそ無料で提供されているわけです。
ウルフシステムの注意すべきデメリット
ここまでウルフシステムの利点や魅力にフォーカスしてきましたが、次はデメリットにも目を向けておきましょう。
そのデメリットがこちら。
- 損切り機能がない
- 比較的古いEAである
場合によっては得られる利益率に影響が出るものも見られます。
しかしながら、これらは決して対策不可能なデメリットとなるわけではないようです。
順に見ていきます。
損切り機能がない
高月利を狙うことに特化したウルフシステム。
その攻撃的な性能のためか、損切り機能がありません。
基本的にウルフシステムが自動で行うのは、エントリーとナンピンと利確だけ。
万が一相場が急変してポジションを利確できない場合、利用者自身で損切りするしかありません。
ただ、そんなときのためにウルフシステムの専用コミュニティは存在します。
自分よりも相場に詳しいベテラントレーダーに意見を求めることで損切りすべきか、どこで損切りすべきかを判断できます。
自身で損切りしなければなりませんが、自分一人で悩む必要はありません。
もしもの時はコミュニティを活用することで十分に対応可能でしょう。
比較的古いEAである
ウルフシステムは2019年10月から提供されているEA。
登場からすでに2年以上の月日がたっている古めのEAです。
2年たってもトレーダーから人気があるといえば聞こえはいいですが、それでも開発されてから時間がたっていることは事実です。
その間に新しいEAや進化したEAが出てきています。
現にウルフシステムと同じナンピン系EAでは、2021年7月末に登場したばかりのビースト+の方が勢いがあるといえます。
推奨サイトのウルフシステムの実績が2021年6月で止まっていることも考えると、利用者はビースト+に流れているのかもしれません。
ビースト+についての詳細は以下のリンクをご参照ください。
【ビースト+】の詳細
なぜ「詐欺」という評判がつくのか考察
ウルフシステムを検索すると検索結果に「詐欺」というキーワードが出てきます。
しかし「詐欺」という言葉が使われているサイトを見る限り、ウルフシステムが詐欺だと結論づけられた記事は存在しません。
むしろ「ウルフシステムは詐欺ではない」という主張がされています。
では、なぜ詐欺というキーワードが出てくるのか。
要因の1つとして、考えられるのがTwitterでの口コミ。
以下のようにウルフシステムの販売者を「詐欺」と指摘する声も挙がっています。
引用元:trader_ h
このツイートによると、ウルフシステムには佐々木道亮(ノリアキ)氏という人物が関わっているとのこと。
試しに佐々木氏について検索してみると、同じように「詐欺」という検索結果が出てきました。
引用元:Google
さらに調べていくと佐々木氏は「振り込め詐欺」に関わった可能性があるとされる情報も出てきています。
そうした経緯から、佐々木道亮=詐欺=ウルフシステムといった形で検索結果に反映されてしまったのかもしれません。
しかしながら、佐々木氏が実際に詐欺を行っていたかについては具体的な情報がありません。
ウルフシステムについても特定商取引法の記載がなく、販売者も明らかにされていないことから佐々木氏との直接的な関係性も不明瞭です。
具体的な情報がないことがユーザーの不安を膨らませ、検索結果にマイナスキーワードを表示されているのではないかと考えられます。
ウルフシステムの参加条件
ウルフシステムに参加するには以下の3つの条件があります。
- 証拠金5万円以上用意すること
- 指定リンクから口座開設すること
- 投資は自己責任と理解していること
ウルフシステムを運用するにあたって必要な資金や心構えについて確認しておきましょう。
証拠金5万円以上用意すること
ウルフシステムを運用するのに必要な証拠金は5万円以上とされています。
5万円を下回る資金で運用すると証拠金不足でロスカットされる危険性もあるため、必ず守りましょう。
また、公開されている実績を見ると100万円で運用されているものがほとんど。
公開実績に近い結果を求めるのであれば、同じく100万円で運用した方が良いのかもしれません。
売買ロジックであるナンピンの都合上、含み損に耐えるために証拠金は多いに越したことはありません。
余裕を持った証拠金で運用するようにしましょう。
指定リンクから口座開設すること
指定のリンクというのは、ウルフシステム提供者から送られてくる口座開設へ移動するリンクのこと。
ウルフシステムではHotForexの口座を使って運用しますが、指定のリンクから口座開設しないとEAと口座が紐づけできないようです。
すでにHotForexの口座を所有している方も同様です。
この条件を守らないとそもそもウルフシステムを利用できない可能性もあるため、口座開設は指定のリンクから行いましょう。
投資は自己責任と理解していること
最後は運用するうえでの持っておくべきマインドについて。
実績からウルフシステムは高い利益が期待できるEAかもしれませんが、100%利益が出せるとは限りません。
そもそも「絶対」がないのが投資の世界。
必ず結果につながるとはいえません。
仮にウルフシステムで損失を被ったとしても、すべてはあなたの自己責任です。
ついつい利益を出すことに目がいきがちですが、重要な要素であるため今一度考えて利用を検討しましょう。
ウルフシステムの利用方法
ウルフシステムには公式サイトがありません。
したがって、利用する際にはウルフシステム提供者から受け取る必要があります。
ウルフシステムを利用するまでは次の5ステップ。
- 提供者のLINEに登録
- 「ウルフシステム希望」の旨を連絡
- 導入案内や指定の口座開設リンクをもらう
- 案内にそって導入を進める
- 口座に入金して取引開始
まず、ウルフシステムを推奨しているサイトの運営者本人や提供者のLINEアカウントに登録します。
推奨サイトのサイドメニューや記事の最後にQRLがあるため、そちらから登録しましょう。
登録できたら、そのアカウントにウルフシステムを利用したい旨を連絡します。
すると、提供者から実際の導入方法やマニュアル、HotForexの口座開設リンクが送られてきます。
案内を確認しそれに従って口座開設やEA導入を進めていきます。
無事に導入できたら、口座に入金して取引を開始します。
導入に関して分からないことやまずは相談したいという場合は直接LINEにて質問しましょう。
基本情報
名称 | ウルフシステム(ウルフEA) |
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公式サイト | なし |
特商法 | なし |