東大院生トレーダーとして有名な、FX個人投資家のたばてぃん(田畑昇人)氏。
書籍も販売しており、累計販売部数が10万部を突破するなど人気を集めています。
本記事では、たばてぃん氏が何者なのかにフォーカスし、経歴やFX手法を調査。
そこから見えた東大院生トレーダーの素顔と、現在FX界隈から消えた理由を探ります。
目次
たばてぃん氏とは何者?
たばてぃん氏は有名なFXトレーダーの一人。
東大院生トレーダーとして、FXで成功を収めた功績が注目されている人物です。
書籍やブログでは、本名の田畑昇人という名前でも活動しています。
書籍は『東大院生が考えたスマートフォンFX』と『武器としてのFX』の2つが出版されています。
累計の販売部数は10万部を超えており、その人気の高さがうかがえます。
また、たばてぃん氏はブログでも積極的に情報を発信。
書籍とあわせて、彼が今まで稼いできたFXのトレード手法が公開されています。
WEBメディア出演実績もあり、「ザイFX!」や「ZUU」といった大手メディアにてインタビュー記事が掲載されています。
FXの成功者として確固たる地位を築いているたばてぃん氏。
しかし、彼の成功の裏には挫折や失敗といった経験があったようです。
たばてぃん氏の経歴
東大院生トレーダーとして有名なたばてぃん氏ですが、最初から優秀だったわけではありません。
高校時代の偏差値は34、お世辞にも賢い学生だったとはいえないですね。
そこから猛勉強し、東大に受験できるレベルまで偏差値を向上させたようですが、結果は不合格。
ただ、どうしても東大に入りたいという思いから後に大学院生として東大入学を果たしています。
たばてぃん氏がFXを始めたのは大学3年生のとき。
最初はバイト代で貯めた20万円を全額溶かしてしまう初心者にありがちなミスも経験しています。
どんなにFXで稼ぐことができる凄腕トレーダーとはいえど、最初はだれでも初心者。
世界一の投資教育機関といわれるCFG(Concorde Forex Group)卒業という類まれなる経歴を持つ『根崎優樹』氏ですら、最初の資金200万円を0にする経験をしています。
このような投資金を溶かしてしまうのは、誰もが通る道なのかもしれません。
しかしながら、そこで終わらないのがたばてぃん氏の強み。
東大受験の際に発揮した持ち前の負けず嫌いで市場やトレードを研究します。
その結果、再び貯めた資金50万円を1,000万円にまで増やしています。
こうして、たばてぃん氏はFXトレーダーとして成功を収めるようになりました。
過去には破綻を経験するも…
たばてぃん氏のTwitterをさかのぼると気になるツイートが。
引用元:たばてぃん
FXトレーダーとして順風満帆に見えたたばてぃん氏も一度破産を経験しています。
ただ、正確にいえば所有している口座の一つのFXCM(現在の楽天証券)が破綻しただけだったようです。
引用元:たばてぃん
他口座は変わらず利益が出ていたようなので、トータルで見ればマイナス収支が出ただけでした。
FXCM口座破綻の原因は、損切り用に出しておいた逆指値注文が機能せず、ロスカット値で約定したためと述べています。
この一連の騒動により、たばてぃん氏は分散投資の重要性を説いています。
引用元:たばてぃん
たばてぃん氏はこうした失敗の経験からも学びを得ているようです。
FX業界から消えたたばてぃん氏の現在
成功も失敗も経験したたばてぃん氏ですが、現在はFXの世界から姿を消しています。
自身のTwitterでは2020年12月23日のツイートを最後に更新はなし。
引用元:たばてぃん
FXの情報発信をしているブログは動いているものの、過去に公開した記事の更新にとどまっています。
外部メディアへの出演もないため、ほぼ完全に行方が分からなくなっている状態です。
そんな突如として消えたたばてぃん氏に対しては、現在批判を含め様々な憶測が飛び交っています。
たばてぃん氏が消えた理由を考察
告知もなく姿を消したFXトレーダーのたばてぃん氏。
彼が消えた背景には、次のような理由が考えられます。
- 稼げていなかった嘘を隠すため
- 印税やアフィリエイトで稼げるため
- 生活に困らないくらい稼げたため
業界から消えたその後も、何かと話題に上がるたばてぃん氏。
その理由を紐解いていきます。
稼げていなかった嘘を隠すため
消えた理由の1つ目は、東大院生FXトレーダーという嘘偽りの存在を隠すためだといわれています。
書籍やWEBで注目されていたにも関わらず、たばてぃん氏は突如姿を消しました。
そんな彼の動向を見て「実はFXトレーダーというのは嘘で本当は稼げていなかった」「嘘とバレる前に消息を絶ったのでは?」との声が上がっています。
もしも本当に稼げていなかったのであれば、嘘という事実が公になる前に消えた可能性は十分にあります。
しかしながら、FXトレーダーの姿が偽りであれば、WEBメディアへの露出は避けるはず。
Twitterアカウントやブログも残さず、すべて閉鎖してしまう方が自然です。
おそらくは成功者への妬み、ひがみの感情からこうした批判的な声が上がっているのかもしれませんね。
印税やアフィリエイトで稼げるため
先にも述べたように、書籍の出版やブログの運営を行っているたばてぃん氏。
書籍からは印税、ブログではアフィリエイト広告による収入が見込めます。
こうしたFXのトレード以外の活動による収入が増えたことで、トレードをしなくても稼げる状態になっている可能性があります。
実際、姿が消えてもなおアフィリエイト広告がついているブログが残っていることから、話のつじつまが合います。
時間や手間がかかるトレードよりも、不労所得に流れたくなるのが人間の心理。
FXで億単位の資産を築いた『漁師トレーダー翔』もブログからのアフィリエイトによる収益を得ています。
有名なトレーダーであればそれだけ集客が見込めるため、効率的にアフィリエイト報酬が稼げるのかもしれませんね。
生活に困らないくらい稼げたため
考えられる理由としては、たばてぃん氏本人が満足するほどFXで稼ぐことに成功した可能性もあります。
今後生活していくのに困らないほどの資産が築けたことで、FX活動を止めたのではないかと考えられます。
もしかしたら現在のたばてぃん氏は、稼いだ資産をもとに毎日遊んで暮らしているのかもしれませんね。
実際、彼のトレードスキルから鑑みるに、遊んで暮らせるほどの資産を持っていた可能性があります。
たばてぃん氏の資産額はどれくらい?
実際、たばてぃん氏はどれくらい稼げていたのでしょうか。
推測ではあるものの、たばてぃん氏がFXで稼いだ総資産額は億まで届いていたのではないかと考えられます。
たばてぃん氏は、学生時代の時点ですでに50万円を1,000万円にできるほどのFX手法を確立しています。
加えて、2015年にはFXトレーダーとして専念するために大学院を中退。
専業トレーダーになったことで、より稼げるようになったとしても不思議ではありません。
現に2019年にWEBメディアのザイFX!に出演した際には、2日で600万円近く稼いだとも発言。
これだけ稼ぐ力があるとすれば、存在が確認できる2020年時点ですでに億トレーダーになっていたかもしれません。
明確な資産額は公開されていないものの、たばてぃん氏の実力が確かならありえない話ではないと思います。
では、たばてぃん氏はどうやって稼いでいたのか。
次は彼のトレード手法について見ていきます。
たばてぃん氏のトレード手法
たばてぃん氏のトレード手法の特徴は主に以下の4つ。
- 取引する時間帯に注目
- OANDAでトレーダー心理を把握
- 窓埋めテクニック
- VIX指数を用いた取引
この4つをマスターすれば、たばてぃん氏のように1000万円稼げるようになるかもしれません。
取引する時間帯に注目
FXでは時間帯によって値動きに特性があることに目をつけているたばてぃん氏。
特に世界三大市場と呼ばれる東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場の時間帯の値動きに注目しています。
例えば、東京市場の9~15時の時間帯。
9~14時は値動きが大きくなりやすく、市場が閉まる1時間前の14~15時は利食いの動きが強まり、値動きが失速しやすいと述べています。
この時間帯の傾向から9~14時は順張り、14~15時は逆張りというように使い分けているようです。
また、たばてぃん氏は市場ごとの取引通貨ペアにも注目。
東京市場であれば、日本人トレーダーが市場に多く参加することから円を使った通貨ペアが活発になると予想し、円建て通貨を取引します。
時間帯におけるトレードの有利不利を予測して投資戦略を立てているようですね。
OANDAでトレーダー心理を把握
たばてぃん氏はOANDA社が提供するOANDAオーダーブックというツールを用いて、市場に参加しているFXトレーダーの心理を読んでいます。
OANDAオーダーブックとは、買いと売りどちらでエントリーしている人が多いのか、いくらで価格で決済しようとしているのかを把握できるツールです。
引用元:OANDA
OANDAオーダーブックによって、たばてぃん氏は参加しているFXトレーダーの思惑によってどんな値動きをするか予想しています。
米ドル/円を例にとって説明します。
現在110円で推移していて、買いポジションを持っている人が多いとします。
ポジションを持っている人の多くが115円で決済注文を出していた場合、115円が抵抗線となります。
仮に115円まで価格が上がると、相場は一転して下落トレンドに。
それを見越して115円付近で売りポジションでエントリーすることで利益が狙えるという寸法です。
たばてぃん氏はFXトレーダーの心理をうまく読んで賢くエントリーする戦略を立てているようですね。
窓埋めテクニック
窓とは、急激な値動きによって生まれる、ローソク足の間にできたスペースのことを指します。
窓が発生した場合、その窓を埋めるようにチャートが動く傾向にあります。
引用元:TradingView
上記のチャートでいえば窓が発生した後買いで入り、埋まったタイミングで売り抜けます。
この窓の習性を利用した手法が窓埋めテクニックです。
窓埋めテクニック自体は、FXトレーダーの間では広く知られた投資手法。
FX界では有名な「3億円事件」を起こした伝説トレーダー『GFF』氏も使っていた手法としても有名です。
週明けや経済指標発表時など窓が開きやすいタイミングを狙って取引することでたばてぃん氏は利益を狙っています。
VIX指数を用いた取引
VIX指数とは、FXトレーダーが感じる先行きの不安を数値化したもの。
平常時は10~20ほどで推移していますが、FXトレーダーが不安を感じるほど数値は高くなります。
直近でいえば2020年3月のコロナショック時、株価や為替が大きく下落し投資家の不安を煽りました。
その結果VIX指数は80以上を記録、2009年のリーマンショック以来の急上昇となりました。
たばてぃん氏はこのVIX指数から値動きの大きさに注目。
一般にVIX指数が大きいと、値動きも大きくなるといわれています。
値動きが大きいほど利確のチャンスが増えると考え、VIX指数が高いときに多く取引しているようです。
このようにFXトレーダーの中には、自身の手法を公開している方もいます。
より具体的な手法であれば、トレードの参考にすることもできるでしょう。
特に、1億円もの資産を築いたFXトレーダーといわれる方々の手法は一見の価値があります。
億トレーダーの手法については下記にて詳細を載せていますので、あわせてご参照ください。
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4カ月で億トレーダーになった手法を公開する【FXトレーダー クロユキの評判】
RCI手法を極めて2億稼いだ【FXトレーダー 三平】
たばてぃん氏の手法は稼げるのか?
前章では、たばてぃん氏のFX手法について解説しました。
知ったうえで気になるのが、その手法を真似して利益が狙えるのかという点。
結論からいえば、再現性はあるといえるでしょう。
ただ、たばてぃん氏のFX手法をそのまま鵜呑みすれば勝てるようになるとは限りません。
なぜなら、たばてぃん氏のFX手法が絶対勝てる手法であるとは言えないからです。
例えば手法の一つで紹介したVIX指数。
数値が高いほど値動きが大きくなりやすいため利確チャンスがありますが、反面価格が大きく下落しやすいともいえます。
それを把握せずに指数が高いからというだけでエントリーしたのでは利益はおろか損失を被る可能性もあります。
たばてぃん氏のFX手法を真似ることで利益を狙うことは可能ですが、絶対勝てるとは言えません。
あくまで参考までにとどめておき、自分で勉強しながらトレードしていくのが賢明といえるでしょう。
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基本情報
名前 | たばてぃん(田畑昇人) |
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ブログ | https://shototabata.com/ |
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