カズ係長(現Kazu Yonekura)は、投資・副業系の動画を投稿しているYouTuber兼FXトレーダー。
紳士風の仮面がトレードマークとなっており、2018年からYouTubeをメインに活動しています。
そんなカズ係長とは一体何者なのか、彼の動画や評判をもとに明らかにしていきます。
動画によっては29万再生されるほどトレーダーから注目されているカズ係長ですが、ネットでは彼を「詐欺師」と称する評判も確認。
評判が悪い原因は、カズ係長が提供している自動売買EAの「ディーラーシステム」や「JIGEN」にありました。
目次
知る人ぞ知るYouTuberカズ係長
カズ係長は投資や副業に関する情報を発信するYouTuberです。
動画の内容としては、稼いでいくためのマインドセットや、彼自身が実践しているFXの投資手法の紹介がほとんど。
最近ではネットで活動する他のFXトレーダーとのコラボ動画なども見られます。
カメラに向かって淡々と話を進めていくスタイルで派手さこそないものの、視聴者からは「勇気をもらえた」「話が共感できた」と好評なようです。
何よりやってみる事、初めの一歩を踏み出さないと始まりませんね。勇気貰いました。引用元:神の世直し
お金が増えるときの思考と金銭感覚の話すごく共感できました。
登録させていただきます。
応援してます!引用元:ハナネコ
こうした、カズ係長を慕うファンの存在が確認できます。
動画に寄せられるコメントを見る限りでは、知る人ぞ知る隠れた名YouTuberなのかもしれませんね。
また、カズ係長は自身でもメインのFXをはじめ株式、仮想通貨に投資するトレーダーの一面を持っています。
2008年から投資を始めたカズ係長は5年で120倍の3,600万円に、さらに8年後の2021年には6,000万円にまで増やしました。
着々と資産を増やしたことで2020年には会社を退職、見事FIREを達成しています。
ほぼ右肩上がりで成功を収めてきたカズ係長。
そんな彼は、自身のYouTubeチャンネルにてディーラーシステムという自動売買EAを紹介しています。
カズ係長のディーラーシステムの特徴
カズ係長が動画の中で紹介しているディーラーシステム。
本人の紹介によれば、この自動売買EAはインターバンクディーラー並みの収益が期待できるEAとなっているようです。
ディーラーシステムの主な仕様はこちら。
- 通貨ペア:ユーロ/米ドル
- 売買ロジック:非ナンピン型、押し目買い(買いポジションをメインに取る)
- 平均月利:14%
- 平均勝率:77.69%
- 最大ドローダウン:3.61%
- 平均ポジション保有期間:5.3時間
- 利用証券会社:Tradeview、FXDD、FXGiants
通貨ペアはユーロ/米ドルの1種類のみ。
売買ロジックは非ナンピン型となっています。
市場に出回るEAのほとんどがトレンドに逆行してポジションを取り続けるナンピンマーチン型。
ナンピンマーチンは、大きな利益が見込める分含み損が膨らみやすいハイリスクハイリターンな売買ロジックです。
対して、ディーラーシステムはナンピンマーチン型ではないため、リスクを抑えて運用できます。
非ナンピン型を採用するEAはごくわずかです。
他の有名な非ナンピン型EAといえば、Twitterで話題となっている『ボストンEA』くらいでしょうか。
それくらい非ナンピン型は希少な存在といえます。
その他、特筆すべき特徴としては、最大ドローダウンが3.61%とかなり低いことが挙げられます。
最大ドローダウンは、資産が最大でどれくらい落ち込んだか(損失が出たか)を表す数値。
それが3%にとどまっているということは、それだけ損失が出にくいということです。
非ナンピン型のロジックも相まって、低リスクで運用できる点がディーラーシステムの持ち味になっています。
にもかかわらず、平均月利は14%と比較的高い利益が狙えます。
こうした特徴を見る限りでは、確かにインターバンクディーラー並みの利益が得られる自動売買EAなのかもしれません。
しかしながら、利用者の反応やネット上の評判を見ると期待した結果が出にくいようです。
評判から判明したカズ係長の怪しい素顔
Twitterにて、カズ係長や提供される自動売買EAの評判を調査してみると、「詐欺」や「集団訴訟」といった怪しげな声が寄せられています。
引用元:詐欺師撲滅アカウント
引用元:浮雲
以前はTwitterでも彼を応援するようなツイートが見られましたが、2021年8月ごろからネガティブな声が寄せられています。
ネット上ではすでに「詐欺師」というレッテルが張られているようですね。
カズ係長に対する悪評が増えた理由は、動画で彼が述べていたような成績が出せないからと考えられます。
実際にディーラーシステムを使った方の実績を見る限りだと、公式で見られるような結果にはなっていません。
引用元:かけるこける
この方は様々なトレードツールを併用しているようですが、ディーラーシステム(DS)の実績だけは大きくマイナスとなっています。
おそらく、ディーラーシステム利用者の多くが損失を出したことで、「詐欺」などの評判につながったのかもしれません。
こうした声から、カズ係長が提供する自動売買EAにかかわると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。
公式の実績だけで判断して不用意に近づかないことが賢明です。
安全な自動売買を使いたいという方は、証券会社から提供されている『トライオートFX』や『トラッキングトレード』などから試してみてもいいかもしれません。
金融庁登録業者の自動売買ツールであるため、出所が知れないEAを使うよりもトラブルを回避できるはずです。
怪しい噂が出てしまっているカズ係長とディーラーシステム。
さらに調べていくと、カズ係長は他にも自動売買EAを提供していることが分かりました。
カズ係長もう一つのEA「JIGEN」
カズ係長はディーラーシステムを提供する以前に「JIGEN」という自動売買EAを提供していました。
紹介動画によれば、JIGENは元資金49万円を700万円まで増やせるEAとのこと。
JIGENの主なデータは以下の通りです。
- 通貨ペア:ユーロ/米ドルを含む6種類
- 売買ロジック:ナンピンマーチン型、押し目買い(買いポジションをメインに取る)
- 平均月利:22.8%
- 指定証券会社:Tradeview
ディーラーシステムと大きく異なるのはナンピンマーチン型を採用している点。
そのためか、平均月利もディーラーシステムより高い数値を記録しています。
ナンピンマーチン型、高い月利、加えて利用する証券会社がTradeviewであることから、EA業界で1、2を誇る知名度の『ビースト+』と共通する部分が多いことが挙げられます。
ただJIGENもまた、ディーラーシステムと同様に評判がよくありません。
評判悪化の原因となっているのが次の2つです。
- 紹介動画で顔出ししない&動画削除
- 口座番号とパスワードの提出が必須
JIGENの評判もカズ係長の怪しさを加速させているようです。
それぞれ順に確認していきます。
紹介動画で顔出ししない&動画削除
カズ係長はJIGENの紹介動画にて、「自信があるから顔出しする」という旨を動画のサムネイルやタイトルで述べています。
そのサムネイル画像がこちら。
引用元:Exchange Labo
普段は仮面をつけて動画に登場しているカズ係長。
仮面を取って顔出しするということは、相応の自信と覚悟があるように見えます。
しかしながら、実際の動画では一度も素顔をさらさずに終了。
明らかに釣りサムネイル、釣りタイトルです。
動画を通じてのカズ係長の一連の言動から、EA云々ではなく人として信用できないという声もあります。
さらには2022年3月現在、JIGENの紹介動画は彼のチャンネルから削除されており、閲覧することができません。
こうしたことからも、カズ係長や彼のJIGENに対する不信感を醸し出しています。
口座番号とパスワードの提出が必須
JIGENはカズ係長から受け取ることで誰でも無料で利用できる自動売買EA。
しかし、受け取る際には開設した証券会社の口座番号とパスワードをカズ係長に提出する必要があるようです。
導入された方はいらっしゃいますか?
私はカズ係長がとても好きで尊敬しているので導入したいのですが、
口座番号とパスワードを報告しないといけないのが、少し怖いです。
導入された方がいらっしゃいましたら是非お聞かせください。
よろしくお願いします。引用元:集団訴訟呼びかけ掲示板
チャンネル登録や再生数がなかなか伸びないので、捨て身の戦術なのでしょう。
登録に口座番号のパスワードを教えるってマジなの??
あり得ないでしょうにwww引用元:集団訴訟呼びかけ掲示板
他人に口座番号とパスワードを教えると、当然ながら教えられた側は自由に取引、入出金できてしまいます。
導入の際に口座番号を教えるのは理解できますが、パスワードまで提供者に教える必要があるEAは聞いたことがありません。
仮に本当にパスワードの情報が必要だとしても、カズ係長がその個人情報をどう使用するのか開示されていない点も問題です。
提供するEAの評判から怪しさをまとっているカズ係長。
そんな彼は、現在名前を改めて活動しています。
カズ係長が名前を変えた理由
悪い意味で名前が広まってしまっているカズ係長。
現在ではネット上での名前を「Kazu Yonekura」にしています。
改名の理由はおそらく、「カズ係長」という存在のリニューアルを計っているのではないかと考えられます。
Kazu Yonekuraへの変更に合わせて、Twitter、YouTube、ブログの名前も一新。
特にブログは過去に投稿した記事のほとんどを削除、Twitterに至っては一部返信を除いて全ツイートを削除しています。
あくまで変えたのはアカウントではなく名前。
今まで培っていた登録者やフォロワーを失いたくなかったのかもしれません。
YouTubeチャンネルの動画は残っていますが、2022年以降の動画からは「カズ係長」という名前を意図的に用いていないようにも見えます。
今後は「Kazu Yonekura」名義で活動していくとみられます。
Twitterの方も集団訴訟の話が落ち着いたあたりで、また復活するかもしれませんね。
ちなみに活動名を変えるのはそこまで珍しいことではありません。
波乗り道場で有名なFXトレーダー『波乗りジョニー』氏も、以前は「ポール・ジモン」名義で『Flash Zone FX』というFX情報商材を提供していました。
今までのイメージを一新するという意味では改名は有効な手段といえます。
ただ、カズ係長の場合、悪評が広まり過ぎている可能性があるため、改名によるイメージ回復の道のりは険しそうです。
カズ係長のまとめ
カズ係長は主にYouTubeで活動しているFXトレーダー。
動画内でのコメントを見る限り、トレーダーからの評判が良さそうな人物に見えます。
しかし、YouTubeから一歩出ると、提供している自動売買EAが原因で悪い評判ばかりが寄せられています。
イメージ回復のために「カズ係長」改め「Kazu Yonekura」として活動していく、彼の今後の動向に注目です。
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基本情報
名前 | カズ係長(Kazu Yonekura) |
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YouTube | https://www.youtube.com/channel/UClzl-H4wzN1FriPoK69-6bg |
https://twitter.com/executive8186 | |
ブログ | https://kazukakaricho.org/ |